
発酵黒豆って難しそうで苦手意識がありましたが、実際にやってみると、
え~~!!というほど簡単でした。
炊飯器とヨーグルトメーカーを使うことですごく簡単に発酵された黒豆ができちゃったんですね!
たまたま我が家にヨーグルトメーカーがあったので使用しましたが、炊飯器でも十分代用がききまのでヨーグルトメーカーをお持ちでない方も大丈夫ですよ。
ぜひやってみてくださいね。
ちなみにですが今回Youtubeで見つけたエミ先生のおしゃべりクッキングの「あずきを使った発酵あんこ」のやり方を参考にさせていただきました。
麹菌を使って発酵する原理は同じでもあずきと黒豆とでは出来上がりがどうかな?と不安もありましたが大丈夫でしよ。
出来上がりは砂糖をまったく入れていないのに甘いのです。しかもおせちの時のような強い甘さではなくて発酵ならではの自然な甘さです。
私は甘いものが大好きだけど、できるだけ糖質制限もしたいと思っていたので砂糖不使用はとてもありがたいものでした。
ただ実際にやってみると、「ここは間違えると失敗しやすいだろうな!」と思うところもありましたね。
そういったところも丁寧に実際に私がつくった初めての発酵黒豆の作り方をご紹介します。
ぜひご覧ください。
発酵黒豆を作るための準備
必要材料は以下になります。
・黒豆 200g
・麹菌 200g(乾燥でも生でもどちらでもOK)
・水 800CC(黒豆を炊飯器で炊く時)
・水 300CC(麹菌を入れて黒豆を発酵させる時)
・塩 ひとつまみ
黒豆を炊飯器で炊く
黒豆が炊飯器で簡単に炊けるなんて思いもしませんでしたが、本当に炊けましたね。
しかもふっくらと!!です。
①黒豆200グラムを用意して水で軽く洗い汚れを落とします。

②乾燥の黒豆を炊飯器で炊く
通常豆を炊く際には、一晩水に浸けるのが定番だと思っていましたが、エミ先生のおしゃべりクッキングでは乾燥豆(あずき)をそのまま炊飯器で炊いてOKだったので、黒豆ですが、私も炊飯器で炊いてみました。
汚れを落とした乾燥豆に水800㏄を加え炊飯器で通常モードでスイッチオンしました。
乾燥豆と水の比率は1:4だそうです。なので乾燥黒豆1(200)に対して水4(800)

乾燥黒豆を炊飯器で炊くのは初めてですが、いつもよりも約1.5倍ぐらい時間がかかりました。
我が家の炊飯器では通常炊飯モード53分で炊きあがるはずが、残り16分で足踏み状態でが30分ぐらいありました。
でも無事に炊き上がりましたよ!
1回目の炊飯終了、まだちょっと硬いかな・・・・。
指で押さえた時にぐにゃぁ~と潰れる感じがありません。
というわけでこのままの状態で炊飯を再度行いました。
二回目の炊飯も一回目と同じように1時間半くらいかかったけれど、今度は指でつぶれる柔らかさに仕上がりました。
ここで炊きあがった黒豆に塩を一つまみ入れてよくかき混ぜます。
塩を入れることで発酵黒豆の甘さがより引き立つ
③黒豆に米麹を加えるnんですね。
2回の炊飯を終えた黒豆は熱々なので水(100cc)を入れて温度を下げます。
麹菌は温度が高すぎると死滅するので60度よりも高くならないようにするんですね。
60度よりも高い温度が30分以上続くと こうじ菌(糖化酵素)が死滅してしまうらしいのです。
私は100均で買った温度計で温度を確認しました。水を入れて温度が下がり、それから5分ぐらい他の用事をしていたら55度ぐらいになってしまいましたが、今の段階では60度よりも下がっても大丈夫です。
では黒豆の発酵をするために米麹を200g用意します。その際に生の米麹の場合には固まっているので手でパラパラと砕いておきます。


60度になった黒豆に麹菌を2,3回に分けて加えます。混ぜながら水100ccを入れます。

麹菌を全部入れて混ぜ終わったときに水100㏄を入れます。
これで炊きあがった黒豆には100㏄の水を3回に分け入れたことになります。
少し水分が見えますが米麹が発酵する際に水分が足りないと甘くならない時があるらしいので、このままにしています。

黒豆に麹菌を入てヨーグルトメーカーで発酵する
米麹を入れた黒豆をヨーグルトメーカーに移しました。

中はこんなかんじです。

ヨーグルトメーカーの設定温度を60度に合わせ、タイマーを8時間にしています。
発酵黒豆の出来上がり
昨晩寝る前にヨーグルトメーカーをセットして、約8時間後の朝、こうなっていました。


指で簡単に潰れるぐらい柔らかいです。

黒豆も米麹も水分を含みふっくらとして、そして何より甘いのです。
しつこくない甘さなのでいくらでも食べれそうですね。
調味料の一つとしても使えそうですね。調理のバリエーションが広がりそうです。
私は玄米フレークに牛乳をかけて、その上にプレーンヨーグルトを少しだけ入れ発酵黒豆を足してみましたが、これがなかなか良い感じです。

最近ではお通じもいい感じになってきましたし、糖質オフの発酵黒豆には本当に助かっています。
発酵黒豆、炊飯器での作り方
ヨーグルトメーカーが家にない場合でも発酵黒豆は簡単にできるようです。
実際に私が試したわけではありませんが、冒頭にご紹介したエミ先生のおしゃべりクッキングの動画で説明されていますので参考になさってみてくださいね。
私が思うにヨーグルトメーカーだと60度設定がきっちりできるのでスイッチオンさえしておけば、8時間後には確実にできています。
だけど炊飯器の場合だとメーカーの違いや、それから最新の炊飯器はもともとの設定温度が少し高めのものもあるそうなので、そのあたりで若干違いがでる可能性もあるのかな?と。
とはいえだから炊飯器では発酵黒豆はできないかというとそうでもないようです。温度が高くなりすぎていないかを確認するためにも2~3時間おきぐらいにかき混ぜるといいそうですよ。
60度よりも高い温度が続いたり70度になると麹菌が死滅するといわれていますし、それかといって温度が低すぎても麹菌が発酵しないです。
最新の炊飯器でなければ設定温度がそう高くないので大丈夫とは聞いています。
わたしも一度我が家の2018年度製炊飯器で試してみようと思うのでその時にはブログでご紹介しますね。
まとめ
発酵黒豆は簡単にできます。ポイントさえ押さえれば決して難しいものではありません。
ポイントは温度管理だと思います。米麹を黒豆に加える際には必ず60度まで冷ましてからにしてください(この時には60度以下になっても大丈夫です)
麹菌が発酵を行う温度を守れば誰にでもできますからね~。
手順一覧
◆乾燥のままの黒豆(200g)を洗い、水(800CC)を加えて炊飯器で、ご飯を炊くように通常通り炊く。
◆炊きあがった黒豆がまだ硬いようならそのまま再度炊飯する。
◆柔らかく炊きあがった黒豆に塩を一つまみ入れてよくかき混ぜる。
◆黒豆に水(100㏄)を加え温度を下げる。
◆黒豆の温度が60度になったら米麹(200g)を少しずつ加える。途中で水100㏄加え混ぜ続ける。
◆最後に水(100㏄)を加える(黒豆に3回100ccずつ水を入れたことになる)
◆ヨーグルトメーカーにセットをする(60度、8時間)
◆できあがり